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11月号特集 古典教育のあるべき姿を問う


 いうまでもないことであるが、古典教育の研究は、理想と現実との往還からなる。古典教育のあるべき姿を論じ、それをどのように実践しうるかを構想し、実践によって得た知見からあるべき姿を不断に検証し続けることは、教育や研究に携わる我々に課せられた使命のひとつであろう。
 現行の学習指導要領による教育課程が、小学校で最初に実施されてからすでに六年目を迎え、次の改訂に向けた議論も始まっている。この間に、多くの新しい実践も積み上がってきた。それらの検討などを通じて、今一度、古典教育の「あるべき姿」を問いたい。
 教育課程の枠組みに留まらない議論にも期待したい。例えば、初等教育から中等教育、さらには高専や大学、一般市民向けの講座などまでをも射程に含めた論考や、「生涯にわたって古典に親しむ」ことについて、古典文学研究者が生涯を通じて実践している楽しみ方を共有できるような教材や指導法を考える論考なども刺激的だろう。古典教育のあるべき姿を問い直す議論を深めつつ、結果的に、学校現場で実際に扱うこともできるような実践や教材の分析が産み出されることを期待する。
 なお、本特集における「古典教育」とは、狭義の古文教育に限らず、漢文や現代語訳、現代文との対照など、古典に関連する様々なテクストをも含み込んだ教育を広くさすものとする。


     記

 一、締切 2025年8月15日 正午必着

 一、応募方法 新投稿規程を参照

『日本文学』編集委員会


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